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経営戦略の出題内容は「経営戦略マネジメント」「技術戦略マネジメント」「ビジネスインダストリ」の3つに分類され、それぞれに関する知識が問われます。
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ここでは、ストラテジ系の経営戦略マネジメントの詳細について、重要なワードと解説について記載しています。

経営戦略マネジメント

・経営、組織

経営理念 企業が活動する際に指針となる基本的な考え方であり、企業の存在意識や価値観などを示したもの。
経営ビジョン 経営者によって表された将来的な理想像であり、目指すべき中間的な姿を示したもの。
経営戦略 経営理念や経営ビジョンを実現するための具体的な方策。経営資源である、人、もの、金、情報を最大限に生かす戦略を策定する。
経営計画 企業の将来の方向を示したビジョンを具体化するための意思決定計画であり、長期、中期、短期別に策定されるもの。
CSR(Corprate Social Responsibility):企業の社会的責任 企業が本来の営利活動とは別に、社会の一員として、社会をより良くするために応分の貢献をすることを強くは、求められていること。グリーンITはPCやサーバ、ネットワークなどの情報通信機器の省エネや資源の有効利用だけでなく、それらの機器を利用することによって社会の省エネを推進し、環境を保護していくという考え。
経営組織:職能別組織 売買、生産、販売、財務などの仕事の性質によって、部門を構成した組織。
経営組織:事業部制組織 利益責任と業務遂行に必要な職能を、製品別、顧客別または地域別に持つことによって、自己完結的な経営活動が展開できる組織。
経営組織:カンパニー制 事業部制における各事業部の独立性をさらに高め、社内に子会社が複数存在するような形式とする組織。
経営組織:マトリックス組織 自己の専門とする職能部門と特定の事業を遂行する部門の両方に所属する組織。
経営組織:プロジェクト組織 特定の課題のもとに各部門から専門家を集めて編成し、期間と目標を定めて活動する一時的かつ柔軟な組織。
経営組織:社内ベンチャー 新事業の開発のために社内に独立した活動単位として設置し、小さな企業である可能ように運営する組織。

・人事と教育について

ダイバーシティ 性別や年齢などの属性を問わず、多様な人材を活用すること。
OJT(On the Job Traning) 実際的な知識や技能を、日常業務を通じて直接上司や先輩から実地習得していく訓練。
Off-JT(Off the Job Training) 集合教育や通信教育など、日常の業務以外の場で行われる訓練。
e-ラーニング Off-JTの一種で、教育用ソフトウェアやWebサービスなどを使って好きな時に学習する。
コーチング 単に仕事の方法を教えるのではなく、指導者が質問することで相手から答えを引き出す指導法。やがては自ら問題解決できるようになるように導こうというもの。
メンタリング OJTやコーチング、カウンセリングなどの各種手法により指導者が非熟練者のキャリア形成や人格的成長を支援すること。
タレントマネジメント 人材の職務経歴や能力、志向、評価などをデータ化し、適切な配置や育成に役立てようとするもの。
HRM(Human Resource Management):人的資源管理 人材の採用、育成、配置、評価、報酬から人事制度の設計、組織設計に至るまで、人材を経営資源として戦略的に管理していく考え。

・経営戦略

経営戦略 企業全体を対象とした全社戦略、個々の事業を対象とした、事業戦略、開発や生産、営業などの機能別に見る機能別戦略の3つの視点から策定されている。
全社戦略 企業全体の視点から進むべき方向を示したもの。現状分析を行い、どの事業領域を核として戦うのかを示し、経営資源を集中していくシナリオを描く。
コアコンピタンス(Core(核)、Competence(能力)) 利益をもたらすことができる、他社より優越した独自スキルや技術に経営資源を集中的に投入し、競争優位を確立する。
ベンチマーキング 最強の競争相手または先進企業と比較して、製品、サービス及びオペレーションなどを定性的、定量的に把握する。
PPM(プロダクト、ポートフォリオ、マネジメント) 事業や製品を、市場の成長率と自社の市場含有率から問題児、花形、金のなる木、負け犬の4つのカテゴリに分類し、今後の事業展開を分析する手法。市場成長率の高いものほど資金投下が必要になり、市場含有率の高いものほど利益を生み出し将来の資金供給源になる。一般的に金のなる木で創出した資金を問題児に投入し、花形にするのが良い。
PPM:問題児 事業としての魅力はあり、資金投下を行えば、将来の資金供給源になる可能性がある。
PPM:花形 現在は大きな資金の流入をもたらしているが、同時に将来に渡って資金の投下も必要である。
PPM:金のなる木 現在は資金の主たる供給源の役割を果たしており、新たに資金を投下すべきではない。
PPM:負け犬 事業を継続させていくための資金投下の必要はなく、将来的には撤退を考えざるを得ない。
アウトソーシング 企業が自社の業務の一部を外部の業務に痛くすること、外部委託。
オフショアアウトソーシング アウトソーシングの形態の一つ。海外の企業に外部委託すること。人件費が安いのが最大のメリット。
ファブレス 自社では工場を持たず製品の企画を行い、他の企業に生産を委託する方式。
アライアンス 複数の企業間で提携して共同で事業を行うこと。企業提携ともいう。事業の組み合わせの最適化を図り、それぞれの事業を独立で運営する場合により大きな効果が得られ、事業投機リスクの軽減が期待できるメリットがある。
OEM(Original Equipment Manufacture) 相手先の商標やブランドで製品を製造し、供給する生産提携のこと。
M&A(Merger and Acquissition) 新規分野への進出、事業の拡大、再編などのために、他社の経営資源を獲得する。
TOB(Take Over Bid):株式公開買付 価格と期間を公告し、不特定かつ多数の株主から株式を買い付けて、経営支配権を獲得する。企業買収の手段として利用される。
MBO(Management Buyout):経営陣買収 子会社や事業部門の経営陣が、自社の株式を買い取り、独立する。
EBO(Employee Buyout) 経営陣に属さない一般従業員が、自社の株式を買取、経営を引き継ぐ。
ジョイントベンチャー 複数の企業が共同出資によって、新しい会社を設立して事業を行う。
フランチャイズチェーン 本部が契約した加盟店に対して、営業権や商標の使用権、出店や運営のノウハウを提供し、その見返りとして加盟店からロイヤルティを徴収する小売形態。

・事業戦略

事業戦略 全社戦略に基づいて、事業ごとに競争優位性を確立するためのシナリオを描く。
SWOT分析 経営戦略を立てるために、企業の経営環境を内部環境である、強みと弱み、外部環境である機会と脅威の4つのカテゴリに分類し、分析する手法。
バリューチェーン分析(付加価値連鎖分析) 企業の事業活動を機能ごとに主活動と支援活動にわけ、企業が顧客に提供する製品やサービスの利益は、どの活動で生み出されているかを分析する手法。
ファイブフォース分析 自社を取り巻く競争要因を分析する。
競争の基本戦略:コストリーダシップ戦略 低価格で勝負する戦略。安いだけでなく、価値を保ちながら、低価格を実現する必要がある。
競争の基本戦略:差別化戦略 価格以外で、他では簡単にできないもので勝負する戦略。デザイン、ブランド、機能、顧客サービスなど。
競争の基本戦略:集中戦略 特定の顧客層、特定の商品、特定の地域などの限定されたセグメントに絞って勝負する戦略。
ブルー・オーシャン戦略 競争のない新たな市場を創造する戦略。(逆に競合他社に打ち勝つために激しい競争が生まれることをレッド・オーシャンという)
市場シェア戦略:リーダ戦略 利潤、名声の維持、向上と最適市場シェアの確保を目的として、市場内の全ての顧客をターゲットにした全方位戦略を図る。
市場シェア戦略:チャレンジャ戦略 上位企業の市場シェアを奪うことで目標に、製品、サービス、販売促進、流通チャンネルなどのあらゆる面での差別化戦略を図る。
市場シェア戦略:フォロア戦略 目標とする企業の戦略を観察し、迅速に真似ることで、開発や広告のコストを制御し、市場での存続を図る。
市場シェア戦略:ニッチ戦略 潜在的な需要がありながら、大手企業が参入してこないような専門特化した市場に、限られた経営資源を集中し高利益率を図る。

・マーケティング活動について

顧客満足度(CS:Customer Statisfaction) 顧客に対して、精神的、主観的に満足させる度数を示したもの。
3C分析 自社(Company)、競合(Competitor)、顧客(Customer)の3つの視点から自社の取り巻く環境を分析する。
マーケティングの基本戦略 基本戦略の要素には、セグメーション、ターゲティング、ポジショニングがある。
マーケティングミックス Product(製品)、Price(価格)、Place(流通、場所)、Promotion(プロモーション、販売促進)の頭文字をとってマーケティングの4Pと呼ばれる。4つの要素をどのように組み合わせれば、顧客に自社の製品やサービスを買ってもらうことができるかを導き出す。
RFM分析 個人のプロモーションを行うための分析方法。3つの指標を使って優良顧客を見つけ出す。R(Recency:最終購買日)、F(Frequency:購買頻度)、M(Monetary:購買金額)
プロダクトライフサイクル 製品を、導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つの段階に分類し、各段階に応じて製品改良、新品種の追加や製品破棄を計画する。
プロダクトライフサイクル:導入期 先進的な消費者に対し、製品を販売する期間。ブランドの認知度を高める戦略が探られる。
プロダクトライフサイクル:成長期 売り上げが急激に上昇する時期。新規参入企業によって競争が激化してくる。
プロダクトライフサイクル:成熟期 需要の伸びが鈍化してくる時期。製品の品質改良、スタイル変更などによって、シェアの維持、利益の確保が行われる。
プロダクトライフサイクル:衰退期 売り上げと利益が急激に減少する時期。市場からの撤退が検討される段階。
アンゾフの成長マトリクス 製品と市場の2軸を取り、事業を、市場浸透や市場開拓、製品開発、多角化の四つのタイプに分類し、事業の方向性を分析する手法。
ニーズ志向 顧客のニーズを調べて、それを満たす製品やサービスを作り出すこと。
シーズ志向 自社の持つ独自の種(Seeds)、つまり技術やノウハウ、アイディアなどを生かして商品サービスを作り出すこと。
プッシュ戦略 営業を通じて、消費者に直接働きかけて商品を売り込む戦略。
プル戦略 CMや広告、チラシなどの宣伝広告を使って、消費者が商品を購入したくなるように働きかける戦略。
ブランド戦略 企業や商品、サービスのブランドイメージを利用して差別化を図る戦略。
ブランド戦略:ブランドエクステンション 現行商品とは異なるカテゴリに、同一ブランド名で参入する戦略。例えば、ソニーブランドを利用して、異なる業種に参入した、ソニー銀行、ソニー生命など。この企業のブランドのことはコーポレートブランドという。
マスマーケティング 単一製品を、全ての顧客を対象に大量生産、大量流通させるマーケティング。他社も似たような商品を出してくるので、差異が出せず価格のみの競争となるコモディティ化を招くとされている。
ターゲットマーケティング 市場のなかなから特定のセグメントに絞り込んでアプローチを行うことを言う。
ワントゥマンマーケティング 市場という集団を対象とせずに、個々の顧客ニーズに個別に対応するマーケティング。長期にわたって自社製品を購入する割合を高めることを重視。
マスカスタマイゼーション 大量生産、大量販売のメリットをいかつつ、きめ細やかな仕様、機能の取り組みなどによって、個々の顧客の好みに応じられる製品サービスを提供しようとするマーケティング。
ダイレクトマーケティング 流注業者を通さずに直接顧客とコミュニケーションをとり、販売を実施していく手法。
オピニオンリーダ 世間にまだ広まっていない初期の段階から商品やサービスを購入し、後続する顧客に営業を与える人たちのこと。
クロスセリング ある商品を購入しようとする顧客に、関連商品やサービスを追加して販売すること。例えば、PCを購入しようとする顧客に、プリンタやデジタルカメラの購入を追加して進めることなど。
アップセリング 購入しようとする商品よりも一ランク上の商品やサービスを進めること。

・ビジネス戦略

ビジネス戦略 経営理念に基づいた経営ビジョンを具体化するために、戦略のシナリオを描いた後は、具体的な目標を定め、より実践的なビジネス戦略を策定していく。
BSC(Balance Score Cord):バランススコアカード 設定した戦略を遂行するために、財務(過去)、顧客(外部)、業務プロセス(内部)、学習と成長(未来)という4つの視点から検討する。
BSC:財務の視点 売上高、利益、キャッシュフローなど。
BSC:顧客の視点 市場含有率、顧客満足度の結果など。
BSC:業務プロセスの視点 開発効率、在庫回転率など。
BSC:学習と成長の視点 特許取得件数、新技術の提案件数など
BSC:KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標) 何を持って成果とするかを測る定量的な指標
BSC:CSF(Critical Success Factor:重要成功要因) KGIを達成するための重要となる要因
BSC:KPI(Key Peromance Indicator:重要業績評価指標) 成果に至るまでの実施の度合いを測る定量的な指標
PDCA マネジメントサイクルの一つ。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(見直し、改善)を繰り返すことによって継続的に改善する手法。
バリューエンジニアリング(Value Engineering:価値工学) 製品やサービスの価値を昨日とコストの関係で把握し、体系化された手順によって価格の向上を測る手法。

・経営管理システム

CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理) 顧客に関係する部門が情報共有しながら、顧客とのやり取りを移管して管理することで顧客との関係を強化し、企業収益の向上に結びつけていく手法。(顧客満足度の向上)
SFA(Sales Force Automation) 営業活動にITを活用して営業効率と品質を高め、売り上げ、利益の大幅な増加や、顧客満足度の向上を目指す方法。コンタクト管理など。
ERP(Enterprice Resource Planning:企業資源計画) 販売、生産、会計、人事などの業務で発生するデータを統合データベースで一元管理し、各業務部門の状況をリアルタイムに把握するための手法。
サプライチェーンマネジメント(SCM:Supply Chain Management:共有連鎖管理) 部品の調達から、製造、流通、販売に至る一連のプロセスに参加する部門と企業間で情報を共有、管理することで、業務プロセスの全体最適化を目指す手法。
ナレッジマネジメント(KM:Knowledge Manegement:知識管理) 個々の社員がビジネス活動から得た客観的な知識や経験、ノウハウなどを、ネットワークによって企業全体の知識として共有化する。
コンカレントエンジニアリング(Concurrent engineering) 工程の開始から納品、完成に至るまでの時間をリードタイムといい、この製品開発において、各作業工程のうち、同時にできる作業を並行的に行うことでリードタイムの短縮やコストダウンを図る手法。
シックスシグマ 生産数のうち良品の占める割合のことを歩留り率といい、対象とする業務の品質を数値化し、そのばらつきを抑制することによって業務の品質を改善し、歩留り率を上げるための経営改手法。


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