YCAM / 坂本龍一「ART-ENVIRONMENT-LIFE」

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YCAM 山口情報芸術センターで開催されている音楽家の坂本龍一の展覧会
坂本龍一「ART-ENVIRONMENT-LIFE」

年末最後の開催日となる28日に見に行く事が出来ました。


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この展示は、坂本龍一さんととアーティストの高谷史郎さんが山口に滞在し、
YCAM InterLabとのコラボレーションのもと制作した3つのインスタレーションです。


〈アート〉〈環境〉〈ライフ〉を巡る坂本龍一の思考と実践

水や霧といった物質を通じて、自然と情報化が進展する人間社会との対話を、
新たな視点から構築する試みとして構想されています。


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この3つのインスタレーションの説明は、公式HPに説明がありますが、
自身の記録の為にも一部転載させて頂きます。


坂本龍一さんの「自然をより深く知ることから、これからの文明やアートが生まれるはずだ」
という強い思い。


このインスタレーションは正に自然とアートの融合であり、
自然というアートが地球上で一番素晴らしいと感じていた私にとって、
体の全神経が奮い立たされるような、そんな展示になっていました。


アートをどのように感じるかは、人それぞれ違い、
また、自分がどのように感じたかを、文章として表現するのは大変難しいです。

そして夢中で撮ってしまった写真から、この作品の素晴らしさを感じてもらう事も出来ません。

視覚と聴覚からあらゆる五感へと刺激を受けるその感覚を
是非、生で体験して欲しいと思います。


坂本龍一+YCAM InterLab「Forest Symphony」


YCAM3


東日本大震災の後、坂本は〈人類が生きる環境〉を支える森林へと意識を向けるべく、
樹木が発する微弱な生体電位を元に楽曲を制作するというアートプロジェクトを構想しました。
そのプロジェクトにYCAM InterLabが参画し、
インスタレーションやウェブコンテンツとして展開したものが「Forest Symphony」です。
本プロジェクトでは、YCAM InterLabが樹木の生体電位を計測し、
ネットワーク経由でサーバーに集積するセンサーデバイスを開発。
世界各地の樹木にそれを設置し、生体電位を収集しています。
そして、集められた樹木のデータにもとづき、会場を包み込むサウンドを生成するとともに、
アーティストの高谷史郎のビジュアルディレクションのもと、生体電位の変化や、
センサーデバイスが設置された環境の情報を視覚的に表現。
これらをサウンドインスタレーションとして空間的に統合し、
季節や天候に応じて変化を続ける〈森のような空間〉を現出させます。
「公式HPより転載」




坂本龍一+高谷史郎「water state 1」


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水は温度によって氷、水、水蒸気と、その様態を変える。
水がつくり出す雨、雲、霧、雪、海、河、湖、滝、氷山、氷河などの自然現象は、
どれをとっても、いつまで眺めていても飽きることはない。
また、この惑星の表面積のおよそ7割が水に覆われ、私たちの身体の7割が水でできており、
生命の源でもある。―坂本龍一


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生命を支える根源的な物質であり、状況に応じて様々なかたちに姿を変える「水」。
坂本はかねてから水に対して強い興味を示してきましたが、
一方で作品のモチーフとして扱うことに困難を感じていたともいいます。
しかし今回、新作の構想を進める中で、水そのものを素材とする可能性について
考えを深めるようになり、YCAM InterLabが大量の水滴を自在に落下させることができる装置を開発。
これによって、水が見せるさまざまな表情を、間接的に表現するのではなく、
水そのものを使って表現する可能性が生まれました。
本作ではこの装置を用い、水滴と水面の複雑な変化を生み出すとともに、
その様相をサウンドへと反映。視覚と聴覚の調和とコントラストが観る者に
多様な記憶を喚起させていきます。
「公式HPより転載」


水面を見つめていれば、そこに写し出される様々なものを撮りたくなる衝動にかられます。
何時間見ていても飽きないくらいに、表情が変わる水。
何度シャッターを切っても同じ瞬間は訪れる事がありません。


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坂本龍一+高谷史郎「LIFE―fluid, invisible, inaudible… Ver.2」


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本作は、闘争と分裂の時代であった20世紀の総括と、
21世紀に向けた共生のビジョンの提示を試みた坂本龍一のオペラ作品「LIFE」(1999年)
を解体/再構築するかたちで制作されたインスタレーション作品です。
会場の中空には、内部を人工の霧で満たされた9つの水槽が宙吊りにされており、
霧をスクリーンにオペラで使用された映像が次々と投影されます。
さらにこの映像に呼応するかたちでサウンドが上方から降り注ぎ、刻々と姿を変える映像とともに、
同期と分散を繰り返しながら複雑に交錯。観客は移ろいゆく光と音に身を委ねながら、
環境へと徐々にその感性を開いていくこととなります。
本展では、新たに東日本大震災以降の人間と自然との共生についての
ビジョンを描いた映像とサウンドを追加し、新バージョンとして発表します。
「公式HPより転載」


横になり見上げてみれば、そこは異世界への入り口。
入り口に入ろうとしている人達の姿もまた異世界のような雰囲気。
暗闇なのでスローシャッターになり、ぶれてしまいます。
ISOを最大にあげて、その異様な雰囲気を写してみて下さい。


YCAM8


これほどまでに素晴らしい展示を撮影出来る楽しみは、YCAMでしか味わえないと思います。

フラッシュ撮影、三脚撮影、動画撮影は禁止となっていますが、通常の撮影はOKです。
アートをどう感じ写し出すかを考えながら撮るのは、本当に楽しい瞬間です。



坂本龍一「ART-ENVIRONMENT-LIFE」

場所:YCAM 山口情報芸術センター
日付 :2013-11-01(金)–2014-03-02(日)
時間 :10:00〜19:00
休館日 :火曜(祝日の場合は翌日)、12月29日(日)― 1月3日(金)
※ 1月4日(土)、5日(日)はイベント開催準備のため
「LIFE―fluid, invisible, inaudible Ver.2」は閉鎖。
場所 :スタジオA / スタジオB / ホワイエ /
料金 :入場無料

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