短編番組制作:怒濤の3日間。

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■19日(火曜日)

「㈲ショコリンJP」宛に山口県から宅配便が届いた。
いつから法人化されたのかは、私自身も知らないが、
大きな箱の中には、小さなUSBが2本入っていた。
㈲ショコリンJP

USBの中身は、数十GBの動画。
「この動画を用いて、ケーブルテレビで放送される12分の動画を作成せよ。
動画の内容は全て任せた!」

最高司令官からこのような指令を受け、怒濤の3日間の幕開けとなった。
納期期限は22日(金曜日)。
わずか3日間で12分もの動画を作る事が出来るのだろうか。
今まで動画編集と撮影したものは、テレビ用では15秒CMのみ。

テレビ放送用12分となれば、一つの短編番組だ。
ただ映像を流すだけの中身のない動画になんて出来ない。

不安に押しつぶされながらも、頭の中で構想を練りながら夜8時就寝。

■20日(水曜日)1日目。

まずは、USBの中に入っている動画をチェックしない事には始まらない。
拡張子MTS形式で保存されている膨大な動画は、私のMacでは再生出来ない。
取り急ぎ、MOV形式に変換するための作業が始まる。
しかし、動画の量が膨大な為、変換作業だけでどんどん時間がなくなっていく。
日中は変換作業をしながら、番組の構成を考える事となった。

今回の依頼先は、私が山口県に住んでいた時に一緒に活動し、大変お世話になっている
「宇部未来会議」だ。
動画の中身は、宇部未来会議が現在取り組んでいる、イルミネーション制作風景を映し出したもの。
このイルミネーション制作風景をいかに分かりやすく、12分の番組内で伝えるかが肝心となる。

以前、山口県に帰省した際に、
MAKUAKEプロジェクト用にイルミネーション制作風景とインタビューを撮影させてもらった。
その私が撮影したものと、今回送られてきた動画をミックスさせて、
「ドキュメンタリー風」な番組にすることとした。
しかし、ドキュメンタリー風とは一体。。。
どのような内容構成にすればいいのだろうかと、また頭を悩ませる事となる。

ドキュメンタリー番組といえば、すぐに思い浮かんだのが、「情熱大陸」
すぐさまYouTubeで検索し、情熱大陸を始め、検索で出てきた動画を見ながら研究する。
そして、イメージを膨らませる。

変換作業が進む中、YouTubeでの研究、またBGMの選曲をする。
普段ならBGMの選曲も1日かけてじっくりするのだが、今回はそうもいかない。
そして、大体の番組の流れをメモに書き出し全体像をつかむ。

池田修三:1531

そうして、日中の作業時間は各同時進行で終え、夜に変換作業が終わった動画を確認する事にした。

が、、、、送られてきた動画を確認しながら、愕然とする。
確認するだけでもかなり時間を使ってしまうのだが、何と、使える動画がほとんどない。
ドキュメンタリー風の番組にしたいのだから、
制作している人の話しを聞いたり、制作風景をもっと忠実に撮影して欲しかった。

しかし、ドキュメンタリー風にする。というのは後付けでしかない。
「こういう風に撮影してきて」と前もって依頼出来れば話しは違っただろう。

自分で撮影出来れば。。。
悔しい思いをしながら、そして「情熱大陸」をイメージしすぎた私は、
絶望の淵に立たされながら、1日目を終える事となる。

■21日(木曜日)2日目。

そろそろ構成を考えるよりも、実際に映像を並べていかなかればならない。
そう考え、Adobe Premiere Proを立ち上げ、使えそうな動画を配置する。
過去に私が撮影した銀天街の動画や、未来会議の動画、そして、前回帰省した際に撮影した物もチョイスする。
各動画を見ながら、大体の番組構成が固まってきた。

構成の流れに沿って、動画を再配置し、12分~13分に収めてみる。
今の段階でピッタリ12分にしてしまっても、どちらにしても各調整が必要なので、
12分にするのは本当の最終調整だ。

映像は何とか形に出来た。

しかし、ドキュメンタリー番組には、なくてはならないものがある。
それは「ナレーション」だ。

このタイトなスケジュールの中、誰かにナレーションを頼むなんて無謀すぎる。
ナレーションは自分で録る事にするしかない。

そう決めて、まずはナレーション録り機材を考える事とした。
すぐさま思いついたのは、FOSTEX AR101。
PCに繋いで、QuickTimeで楽々オーディオ収録だ。

AR101:1531

AR101を繋げば、PCはすぐに認識するので、使いやすく簡単だ。
全体の設定はこんな感じ。

AR101環境設定全体図:1531

ナレーションの内容は考えていないので、収録は明日にする事とした。

そして、久しぶりに頭と目を使い過ぎ、ヒドい頭痛に襲われたので、早々と就寝する事とした。
2日目にして、準備出来たのは、番組構成、映像の流れ、BGMのみ。

■22日(金曜日)3日目

いよいよ最終日となった。

朝早くからナレーションの内容を考え、収録に挑む事とする。
しかし、以前の仕事を辞めてから、人と会話する機会がかなり減り、口がまわらない。
持ち前の滑舌の悪さに苦戦しながらも、ナレーション収録に時間をかけてはいられないので、
「とりあえずこんなものでいいか。」
そう妥協しながら、何とか収録を終える。

「情熱大陸」をイメージしすぎたせいか、本当は男性の声が良かった。
落ち着いたしとやかなナレーション。森本レオさん。

納品後、完成動画を確認してもらった時、
「ナレーションが森本レオさん風だったよ。笑」と言われたのはお恥ずかしい限り。

収録したナレーション、BGMを入れ、映像の微調整、タイトル、テロップ入れ等
最終調整をし、何とか夕方前には12分のドキュメンタリー風番組を制作する事が出来た。

12分の動画となれば、書き出しに30分はかかる。

Mac:1531

書き出された動画をチェックし、何度か再調整。
完成後、すぐさま最高司令官へ送り今回の任務は完了した。

本来であれば、じっくり時間をかけて丁寧に作るべきもの。
これだけの短時間で作成したものは、粗が目立つ。
妥協して制作した点に、納得いかない部分もあるが、
納期までに完成する事が出来て、正直ほっとしている。

絶望と不安に押しつぶされそうだった3日を過ぎ、今夜はゆっくりと寝れそう。

ケーブルテレビでの放送は12月上旬の深夜だそうです。
詳細については、また後日、番組の内容と合わせてお知らせします。

また、放送前にYouTubeにアップする予定なので、
「怒濤の3日間」であった経緯を踏まえてご覧頂ければと思います。
(粗が目立つ点はご了承下さい。。。)
完成の出来映えは別として、いい訓練、いい勉強になった3日間でした。


追記:11月24日、YouTubeにアップしました。↓

[youtube width=”600″ height=”365″ video_id=”ATITCfsdLvU”]

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